ケータイ補償サービス
携帯電話が突然壊れてしまいました。ドコモショップに持って
いったところ、バッテリーは生きているが本体が動かないとの
ことでした。幸いケータイ補償サービスなるものに入っていた
ので、5250円の支払いで翌日には新しい携帯端末を送って
もらうことができました。
現代社会では携帯は不可欠ですが、一日で代替品が入手で
きるとは便利なものです。従来と同じ番号を使えるばかりでな
く、同じ機種、同じ色のものが送られてきました。何年も前の
機種なのに、よく在庫があったものだと感心しましたが、どう
やら、このサービスではリサイクルで回収された古い携帯端
末の使える部品を洗浄して組み直して新品同様にしているよ
うです。さもなければ、携帯が壊れたということで、新しい機
種に替えて貰う不届き者が出てくるからでしょう。
このサービスは一種の損害保険ですが、保険料を下げるた
めにこのような工夫がされています。因みに、データのお預
かりサービスというのもありますから、携帯に登録していた電
話帳や保存していた写メのデータもバックアップが出来ます。
携帯電話の周辺にいろいろはビジネスが生まれています。
初めてのペイオフ
日本振興銀行が破綻し、初めて「ペイオフ」が発動されること
になりました。「ペイオフ」というのは預金者一人当たりの預金
の元本1,000万円までと金利が保証されるというものです。
1,000万円を超える預金を持っている人が比較的少なく、振
興銀行は銀行間決済なども行っていないため、影響が小さい
と金融庁は判断したようです。しかし、表面化はしていないも
のの、現在の厳しい金融情勢や株式市場環境を考えると、な
ぜ、今回、民主党代表選の真っ只中のこのタイミングで、市
場へのリスクを犯してまで「ペイオフ」を発動するのかという気
がします。
ペイオフは小泉改革、市場原理主義のシンボルです。国民新
党の亀井静香代表(当時郵政・金融担当大臣)はペイオフ骨
抜きのためにペイオフ上限を引き上げる法案を提出し、民主
党も賛成しました。結局、参議院選挙の日程を優先し法案成
立を先送りしましたが、自見金融担当大臣(国民新党)も現在
の「ペイオフ」制度には批判的でした。振興銀行の破綻を回
避する方策はいくらでもあったはずです。市場原理主義を批
判していた人たちが、宗旨替えして引き金を引いたことになり
ます。おかげで、今日発表された政府の追加景気対策は吹
き飛んでしまいました。
かつては小泉改革の急先鋒で、最近、検査忌避で逮捕され
た木村剛前会長の問題はあるにしても、現政権へのダメージ
になりかねない金融担当大臣による極めて政治的な判断だ
ったといえます。経済おかまないなしの政争はいい加減にし
て欲しいものです。作家の江上剛氏が社長なので、2-3年
後には今回の「ペイオフ」を題材にした経済小説が読めるか
も知れません。
山ガール
週末に神保町のスポーツ用品店に行きました。登山、トレッ
キング用品売り場には沢山の女性買い物客が訪れていまし
た。日本の消費は女性が支えているのを目の当たりにしまし
た。
この数年は、中高年登山が流行っていましたが、最近は「山
ガール」と呼ばれ、女性が山に進出しています。山は自然の
素晴らしさを実感でき、頂上に到達した時の達成感はえもい
われぬものがあります。その一方で、体力的にも、精神的に
も結構大変です。新素材で装備が軽量化したとは言え、現代
女性はそんなこと御構いなしのようです。若い山男は減少の
一途を辿り絶滅危惧種となってしまったのと対象的です。こん
なことだから、「草食男子」などといわれるのでしょう。
日本男子、頑張れ!
日本の宿題
お盆が過ぎても猛暑が続いています。水分補給を欠かさない
ようにしないと、暑さにやられてしまいそうです。
2月、8月は商売はスローになるのが通例ですが、米国経済
の減速が鮮明になり、日本の4-6月GDPも予想以上に落ち込
みました。年末に向けて経済状況は一層厳しくなりそうです。
いつまでも夏休み気分で何の対策もとらなければ大変なこと
になってしまいます。夏休みの宿題なら最後の数日間でごま
かせますが、20年来の日本の課題はそうはいきません。
円高
為替は1ドル85円からまだまだ円高に向かいそうです。色々
な原因が指摘されていますが、簡単に言うと、市場にいじめ
られているということです。本来は、円高は日本の通貨の価
値を評価されているのですから良いことのはずですが、世界
中の国が景気回復のために輸出を増やそうとしている中で、
円高は競争上不利になります。日本が為替の協調介入を持
ちかけても誰も乗ってくれないでしょう。折角、持ち直し始めた
輸出産業は大打撃です。このまま円高が進むと、外資系投
資家は日本への投資を引き揚げて、為替益を稼ぐことを考え
るでしょうから、株式市場も大変な影響を受けます。
1995年も、日米関係がギスギスしていた時に為替は80円を切
り、米国は協調介入を渋りました。今回はオバマ大統領も窮
地にあるため、介入は難しいでしょう。政府、日銀もようやく
円高を問題視しはじめましたが、小手先や口先の対応です
む話しではありません。
社内公用語の英語化
楽天やファーストリテーリングが社内公用語を英語にするそう
です。そこまでグローバルな日本企業は実際にはあまり無い
ように思います。社員や役員の3分の1近くが外国人だとか、
親会社が外資だとか言うなら別でしょうが、社内コミュニケー
ションがどうなるかを考える必要があります。
私が働いていた商社では十数年前に海外店所とのメールな
どのコミュニケーションは英語と定められました。当初はメー
ルの数が減ったり、短くなったりしました。主語のはっきりしな
い日本語より文章が論理的になるというメリットはあります
が、英語のレベルが低いと一層意味が通じなくなります。外
国人上司は、日本人の部下を評価する時に、実際の能力で
はなく英語のコミュニケーション能力で採点します。会社がど
ういう能力を求めるかで違ってきます。
ちなみに、ニクソン大統領の首席補佐官だったキッシンジャー
氏は米中国交回復を始め米国でもトップクラスのネゴシエー
ターとして知られていましたが、東欧からの移民第一世代で
あったため、アメリカ人でも聞き取り難い訛りの強い英語を話
しました。問題は話しの中身でしょう。
最近読んだ本: 国広正弁護士の新著「それでも企業不祥事が起きる理由」(日本経済新聞社刊)
実際、世の中でコンプライアンス、CSR経営が言われるわり
に企業不祥事が後をたちません。私も会社時代に不祥事対
応に関わったことがあるので、国広弁護士の経験を元にした
説明は説得力があります。
コンプライアンスは、単に法律違反があるか否かの問題でな
く、リスク管理の問題です。ガス湯沸器を別の業者が違法改
造した事件では、元の製造メーカーは法律上の責任の議論
にこだわって対応に失敗しました。コンプライアンスの本来の
意味は「遵法」ですが、それがもっと広い範囲をカバーするの
は日米の法律制度の違いによります。
コンプライアンスという考えは1980年代末からアメリカで広が
りました。アメリカでは法律違反か否かのグレーゾーンが広
く、しかも違反とされた場合の罰則が厳しいため、「法令違反
の可能性がある事実が出て来た時に、どのように対応する
か」という動的なリスク管理の問題と捉えます。日本では、ル
ールを作って、講習会を開いて、半年毎に報告書をまとめれ
ば良いという、静的な対応に終わっています。だから、一旦、
事が起きると対応に失敗し大事になってしまいます。
本書は、消費者やメディアが暴走して実現不可能な絶対安全
を求めていることについて他書に見られない問題提起をして
います。行き過ぎた要求が、現場を萎縮させ、トラブル隠しに
繋がることさえあります。子供が、「熱っぽい」と言った途端、
救急車で病院に運ばれ、長期入院させられる、となれば、学
校に行きたい子供は、「熱っぽい」と言わなくなります。「兆し」
が、ちゃんと適正に扱われるようにしなければ、却って問題が
陰湿になってしまいます。
連絡船うどん(8月6日)
高松駅のホームのはじに、「連絡船うどん」と言う立食いうど
んの店を見つけました。売れ筋メニューは350円の讃岐うどん
のブッカケです。中学卒業の春に四国を一人で貧乏旅行しま
した。その時にも連絡船からの乗り換えで、駅で立食いうどん
を食べた記憶があります。
原爆の日(8月5日)
8月6日は65回目の原爆の日です。カンカン照りの広島平和
公園は明日の式典の準備の真っ最中でした。今年は国連事
務総長も米国大使も出席します。昨年11月の日米首脳会談
で、鳩山総理はオバマ大統領の核兵器廃絶を全面的に支持
すると表明しましたが、オバマ大統領は、翌日のサントリーホ
ールでのスピーチで、「核廃絶に積極的に取り組んでいくが、
世界に核がある限り、アメリカは韓国と日本を核の傘で守る
ことを約束する」と現実的な発言をしました。核廃絶より核拡
散防止に重点が置かれているようにも見えます。このスピー
チのミソは、アメリカは日本だけでなく、アジアの安全保障を
守っていると言った点です。つまり、日米安保は日本だけの
問題ではないと警告したものです。核を持たないと言っても、
日本や韓国はアメリカの核の傘に守られています。理想だけ
ではすまない現実があります。オバマ大統領は、ノーベル平
和賞の受章スピーチでも、「正義のある戦争」を認める発言を
しています。

